2003-08-01から1ヶ月間の記事一覧

SUPER FREAK / Pucho & His Latin Soul Brothers (’72)

ラテン・ジャズファンクの有名盤。スーパーフライ・メドレーが注目点には違いないが、カーティスのそれをイメージしすぎるのは禁物。ラフな演奏のため肩透かしを食らうかも。それよりも、むしろ中盤以降のラテンジャズのほうが個人的には断然オススメだ。熱…

THE OTHER ROAD / Ray Barretto (’73)

特筆すべきはローズ。ふんだんに使われており、好きモノにはたまらないだろう。比較的アクの弱いラテンジャズなのでジャズファンクが好きならすんなり聴けるはず。とはいっても、やはり真価はサルサのスパイスがピリッと効いた曲にある。レイ・バレットのパ…

HITTING HARD / Francisco Aguabella (’77)

サルソウルならぬソウルフル・サルサとでも形容すべきか。艶かしいファルセットに熱いサルサ。ツボをビシビシ突く絶妙のクロスオーヴァー加減だ。嵐のようなパーカッションがフィーチュアされたエドゥ・ロボ作"Casa Fuerute" もすごい。血が逆流する。僕がラ…

BLACK SOUND FROM WHITE PEOPLE / Augusto Martelli (’72)

イタリアン・ジャズグルーヴ。黒人音楽を意識したファンキーなサウンドながら、どこか胡散臭い雰囲気が60年代の匂いを漂わせる。1曲目"Loco Love Motor"は必聴。ループ的手法や、ラテンやブラジルの要素を盛り込んだサウンドは実に現代的。[jazzfunk]

I LOVE YOU MORE & MORE / Tom Brock (’74)

グロリア・スコットの"'What Am I Gonna Do?"にも名を連ねるバリー・ホワイト人脈のシンガー兼プロデューサー。本作はバリーのプロデュースで、ダンサーもスロウもかなりの出来。曲はバリーとの共作がほとんどだが、一部のメロディラインにトム・ベルの影響…

LOVE’S DRIPPIN’ / Leon Ware (’03)

往年の大物の新作ってのは、初恋の人に同窓会で再会するかのごとく、聴きたいような聴きたくないような。しかし、甘い思い出が崩れるどころか、忘れていた想いが再燃してしまった。打ち込みのサウンドがチープに聞こえる部分は若干あるが、最高のメロディセ…

S.T. / Eva (’74)

素性も何も知らないブラジリアン。アンニュイな視線とソウルフルな風貌にやられてジャケ買い。トロピカリスモ以降のMPBにソウル感覚を加味したような音。"Moon River"がグルーヴィーかつナイスメロで最高。特にソフトロックファンにオススメ。[brasil]