2003-07-01から1ヶ月間の記事一覧

VIBES FROM THE TRIBE VOL.I-II / V.A.

"BLACKJAZZ" "STRATA-EAST"と並ぶブラックジャズレーベル"TRIBE"の音源を集めたコンピ。TRIBEの音源はこれ以外未聴のため確かなことは言えないが、前二者に比べてよりソウルフルな印象を持った。ブラックジャズにありがちなフリーすれすれの演奏も少なく聴き…

SWEETEST PIECES OF THE PIE / Bobby Thurston (’78)

あのモデュレイションズのメンバーが制作。ワシントンD.C.での制作だが音は完全にフィリー。スウィートでダンサブル。まさに名盤というにふさわしい素晴らしすぎる内容。巨大ヒキガエルのような容姿(失礼)と甘い音とのギャップが彼の個性を一層強烈にして…

IT’S JUST BEGUN / The Jimmy Castor Bunch (’72)

原始人ヘヴィファンク。バカバカしいシャウトと語りがたまらない。脳みそ空っぽにして聴くと実に気持ちがいい。というより、強制的に空っぽにさせられる。音楽的には、ラテンとジミヘンからの影響が強く、強烈なファズギターが随所で登場する。しかし決して…

S.T. / Carl Carlton (’81)

ダンス・クラシック"She's A Bad Mama Jama"が収録されていることでも有名なアルバム。もちろんこの曲も最高だが、根底にあるポップ感覚はどの曲でも不変。日本盤のライナーによれば当時のヒットのいいとこ取り(パクリ)をしているとのことだが、当時を知ら…

MUSICAL MASSAGE / Leon Ware (’76)

ソロ名義では2枚目のアルバム。ジャケを見ればわかるように本盤は非常に官能的である。しかし、なぜかスピリチュアルでもある。明らかに相反する「性」と「聖」が、ごちゃ混ぜに聴こえてくるのだ。作者の意向はもちろん「性」なのだろうが、マーヴィン・ゲイ…

S.T. / Manhattans (’76)

最大のヒットとなった代表作。問答無用の必携盤。このグループの出身はニュージャージー(レーベルはNY)だが、本作を含めてボビー・マーティンが深く関わっており当然フィリーな音。ちなみに、このグループ名は地名ではなく、最高級のカクテルの名前だそう…

CAN’T GET ENOUGH / Barry White (’74)

この人のメロディは素晴らしくセンスがいい。そしてお馴染みのセクシーなバリトン。ラブ・アンリミテッドのコーラスとジーン・ペイジのストリングスによって、これらの良さが何倍にもなる。また、本盤からは本当に「愛」が溢れ出てくるように感じる。都合の…

アフロビートの屋台骨、アフリカ70のドラマー、トニーのソロ。これ以前にも何枚かソロ作を残してはいるが、個性という点で、フェラ・クティの別名義作品といっても過言ではない内容だった。しかし本作。完全にフェラを消化しきった内容。言うなればダブ+ア…

S.T. / Larry Young’s Fuel (’75)

フュージョンはダサい。これは現代の定説といってもいい。ではフュージョンとジャズファンクの境界線はどこにあるのか。個人的にはキメの頻度とロック的要素の多少によると思っている。その点で本盤は紛れもなくフュージョンだ。しかし、有り余るファンクネ…