0-01-01から1年間の記事一覧

キャロル・キングといえば"Tapestry"も良いが、個人的にはコチラをオススメ。穏やかなイントロから一転、デビッドTのメロウギターが炸裂!(炸裂って感じでもないが)このパートだけでも聴く価値はある。一方、リズム隊のチャック・レイニーとハーヴィー・メ…

文句なしのミゼル節が詰まっている。オルガン奏者のはずのジョニー・ハモンドだが、ここでは若干のオルガンソロが聞ける程度。しかしそれを聞く限り、ミゼルとファンキーオルガンの取り合わせは抜群。正直それをもっと聞きたい。とはいえ、これはもう「ミゼ…

音響的なイントロから否応無く期待感が高まる。スライ"Don't Call Me Nigger, Whity"がモチーフにも関わらずこれまたメロウでジャジー。かと思えば突如ハーヴィー・メイソンのフィルが食らいつく。この映像的なアルバム構成は素晴らしいの一言。またCCR"Green…

ジーン・ハリスをもう一枚。スティービー・ワンダー"As"のカバーから幕を開ける本作はD.J.ロジャース、アル・マッケイ、ドナルド・バードなどが参加のおいしい作品。ジャズ畑とは思えないポップな内容で、当時は正統派ジャズリスナーから見向きもされなかっ…

ナニを今更といった感じの定番だが、何度聴いてもため息が出る。ラリー・カールトンは大嫌いだが、本盤に限っては別。デビッドTとの絡みが尋常じゃなくかっこいい。本作は演奏・アレンジの両面でジャズファンク系全てのプレイヤーの手本となり得るクオリティ…

ミゼル兄弟制作、スカイ・ハイ・プロダクションの記念すべき第一作目。実はミゼル+ドナルド・バードの組み合わせはこの後"Street Lady","Stepping Into Tomorrow" , "Places And Spaces"と続くが、これら全てにハーヴィー・メイソンとチャック・レイニーが…

強烈…。2001年にこの二人の参加作品をこんなにも最良の形で聞くことが出来ようとは。しかもフィル・アップチャーチまで参加。ロバート・ウォルターに関してはジャムバンド系のキーボーディストというくらいで、よく知らないが、いや、良いプレイヤーだ。この…

彼のキャリアの中で最も有名な71年作。ジョー・サンプル、ダニー・ハザウェイが参加。メロウのかけらもないブルージーで無骨なギターサウンドは好みが分かれるところだろうが、鬼気迫るプレイは一聴に値する。肝心のリズム隊ほかバック陣もアッパーなフィル…

bcw

中期アイズレーの異色(意欲)作。アイズレーは、かなりカバーが多いが、このアルバムはその最たるもの。全曲カバーなんだもの。ジミヘンとビル・ウィザース以外は全て白人SSWの曲というのも面白い。しかし、それでも全て見事にアイズレー風に消化しきってい…

bxm

個人的に大好きな一枚。ジャズファンク界永遠の若手(勝手なイメージだが)ブラック・バーズの演奏ということでメロウなジャズファンクを期待しがちだが、聴いてびっくり、目まぐるしく変わる展開はまるでプログレのよう。無論、音はファンキーでソウルフル…

bcw

もう一枚アイズレー。バックバンドの3人が加わり6人(3+3)体制になって初のアルバム。のっけから"That Lady"で興奮がピークに。カッコイイ!カッコ良すぎ!アーニー最高!そうそう、テーマを忘れてた。ここではドゥービー・ブラザーズの大ヒット "Listen To T…

bxm

意外や意外、オハイオもサントラを残しているのだ。77年ということでブラックムービーのブームも去り、またこのバンド自身のピークも峠を越えた時期の作品なので手を出しづらいが、実はお勧め。いわゆるブラックムービーの雰囲気は期待できないが、全編オハ…

bcw

ビリー・ポール代表作。エルトン・ジョン"Your Song"をカバー。正直、これは原曲を超えることが出来なかった一例か。原曲と違う方向に持ってくのは良いが如何せんヤリスギの感も。しかし、本作には永遠の不倫ソング"Me and Mrs Jones"が収録されており、この…

bxm

なぜマーヴィン・ゲイがサントラをつくろうと思ったのかは不明だが、作ってしまったのだからしょうがない。ソウルファンとしては聴くしかない。しかし、これはソウルではない。少なくともファンキーさ、B級感は皆無だ。むしろ上品で鬱屈した雰囲気。これは彼…

bcw

イナタイ、臭い、こってり。こんな賛辞が似合うソウル・ジャズ・オルガニストのライブ。ドノヴァン"Sunshine Superman"をカバー。この人のプレイってタメがあって、ほんとに黒い。更にこのアルバムで気になるのはギター。ラリー・マギーって人なのだが実に良…

bxm

このジョニー・ペイトというおっさん、実はシカゴ・ソウルの裏方として知る人ぞ知る存在。カーティスもイムプレッションズ時代から世話になっているようでアレンジャーとしてちゃんとクレジットされている。いかにも、なファンクは主に前半に、後半はスロー…

bcw

ビートルズのおなじみの曲だが、これはエライことに。歌い方だけで全然違う曲になっている。まあ、黒人によるカバーでは良くあることだが、これは特に非道(←褒め)。原曲ではポール・マッカートニーが後半がんばってシャウトしているが、ピケット親分と比べ…

bxm

結局のところ未公開となってしまった幻の映画。音のほうは、カーティスの曲にテンプスが歌い、演奏はちょっと下手糞ってな感じ。事実、カーティスのカバーが数曲あり影響は明らか。もちろん正統派の良い曲もある。というよりも、作った方はそもそも正統派路…

bcw

CCR"Proud Mary"、バッファロー・スプリングフィールド"For What It's Worth"をカバー。ゴスペル独特の生命力に溢れ、元来のソウルが持つ躍動感で満ちている。これを聴いて心が動かない人がいるのだろうか?バック陣も豪華でチャック・レイニー、コーネル・…

bxm

ノーマン・ホイットフィールド制作ということで、ハズレるわけもなく、特にファンクは強力でイキのいいものが揃っている。ハンドクラップが印象的なタイトル曲をはじめ、完成度の高い曲が多く、ローズ・ロイスとしては代表作の一つに挙げられることも少なく…

bcw

なんてフザケたバンド名…。どうやらドイツのバンドらしいが、実はすごくイイ。名前に騙されてはいけない。カバー曲にデイブ・グルーシンの"Keep Your Eye on the Sparrow"をとりあげている。着眼点が渋い。ローズ・ロイスのメドレーなんかもあり、これまた良…

bxm

あの"ACROSS THE 110th STREET"のアレンジャ―、J.J.ジョンソンの制作ってだけでも垂涎ものなのに、更にジョー・サイモンとミリー・ジャクソンがヴォーカルで参加してるんですから、無条件で買い。音も期待どおり、いやそれ以上でした。クールでファンキーで…

bcw

当時全く売れなかったらしく、知名度こそ低いが、永遠に残したいアルバム。なんといってもこの人の声が実にディープ!エディ・リヴァートしかり、テディ・ペンダーグラスしかり華麗なフィリー・サウンドにはこういうディープな声が最もフィットするのではな…

bxm

ミゼル兄弟の片割れ、フォンスによるモータウン時代の仕事の一つ。この組み合わせでのサントラなんて。初めて知ったときは、その存在自体が嬉しかった。フレディ・ペレンとの共同プロデュースのためか、ミゼルらしい洗練されたコードワークは陰を潜め、意外…

bcw

クインシー・ジョーンズの最終兵器、ブラジョンのデビュー作。全編狂おしいほどにポップでファンク。いつでも手の届くところにおいておきたいアルバム。キーボードにデイブ・グルーシン、ドラムにハーヴィー・メイソン参加!小品としてビートルズの"Come Tog…

bxm

ソウルジャズのオルガン奏者、チャールズ・アーランドの手掛けるサントラ。このタイトル、このジャケ、なんてバカなんだ!内容も期待を裏切らず、いわゆるB級カンフーアクション。この辺のB級感、バカっぽさがブラックスプロイテイションの魅力の一つ。音の…

bcw

いわずと知れた音楽史に残る名ライブ。カーペンターズの名曲 "We've Only Just Begun"をカバー。これは本当に素晴らしい。原曲の雰囲気を損なわずに彼の持ち歌のごとく聴かせる、そうそう出来る事じゃない。やっぱ先生凄いっす。[soul]

bxm

カーティス・メイフィールド制作。ハーレム出身の3姉妹がスターになるサクセスストーリーらしい。音楽的にはもちろん文句なし。カーティス+アレサなんてスゴイ組み合わせで音が悪かったらソウル界の威信に関わるからね。とにかく佳曲揃い。いわゆるブラック…

bcw

なんと、ザ・フー"Won't Get Fooled Again"をカバー。フーをカバーしている黒人が他にいるか?初めて聴いたときはぶったまげた。なんという選曲センス!実に上手く料理してあり、しかもベースはチャック・レイニー。お得意の細かいパッセージでブリブリ弾き…

bxm

カーティス・メイフィールド制作。タイトル曲は多くのカバーを生んだ名曲。カーティス節全開。この曲で何度枕を濡らした事か。この他もソウルファンなら必ず納得の曲ばかり。なお、同じくカーティス制作、メイヴィス・ステイプルズが歌う"A PIECE OF THE ACT…