2004-08-01から1ヶ月間の記事一覧

AFTER HOURS / Rahsaan Patterson (’04)

ラサーン・パターソン待望の3作目。ディアンジェロ以降よく見られるようになったモタったグルーヴが沁みる。R&Bだけではなく、ガラージ系の曲などを混ぜ込むことで泥臭さが緩和されている。それにしても、これだけの曲を書く人が自分と同年代という事実にヘ…

EYES NEVER LIE / Dwayne Wiggins (’00)

Tony Toni Toneのギタリスト、1stソロ。サウンドこそ現代的だが、どこか懐かしい。いい意味での古臭さや親しみやすさがオールドソウルの血脈を感じさせるのだ。ラファエル・サディークの陰に隠れがちだったドゥウェインの才能を再認識できる。名盤。[r&B]

CURVATIA / Spacek (’01)

マッシブ・アタックあたりを連想させるほの暗さが心地良い。R&Bのフォーマットを踏襲しながらも、そこに留まらない実験的な音作り。サンプリングによる効果的なギミック。ストレンジでありながら、これら全てを有機的に機能させるセンスの良さ。これぞオルタ…

EXILE ON MAIN STREET / Rolling Stones (’72)

たまにはロックでも。最初の一音で様々なイメージが喚起される。好きなアルバムだから当然だが、それでも聴いてる人間の気分をコントロールできる音楽ってのは偉大だ。黒人音楽からの影響は後期ほどあからさまに表れていないが確実に存在はしている。そのこ…

SONGS IN A MINOR / Alicia Keys (’01)

デビュー作にして既にスタイルを確立。SSW的たたずまいながら、内にこもらず広がりのあるポジティブな音世界を展開する。このあたりのバランスが全く非凡である。クラシカルなピアノも完全に血肉となっているようで、他とは一線を画す一つの要素となっている…