2003-10-01から1ヶ月間の記事一覧

KALAPANA II / Kalapana (’76)

フリーソウル好きには有名なマッキー・フェアリーを擁したハワイアンAORバンドの代表作。メロウでフリーソウル的な"Love Em"から始まり、ブルース、ボッサ風と幅広く高度な音楽性に唸らされる。正直、ダサい曲もあるが、トータルで見ればやはり名盤といえる…

JUNGLE OBSESSION / Nino Nardini & Roger Roger (’71)

グルーヴィー・ラウンジ?ジャズファンク的な要素も絡ませつつ、スペイシーで似非ラテンなところが何ともラウンジー。チープなエキゾチカが逆にヨーロッパを匂わせる。まさに絶妙のフェイク感だ。ジャズ系ながら分かりやすいフレージングも好感。[lounge/jaz…

S.T. / Bwana (’70)

ブライアン・オーガーがラテンをやったらこんな感じ?オルガンが疾走するラテン・ジャズ・ロック。それなりにロック度は高いものの、同時期のチカーノロックと同じくファンキーな要素も多分にある。後半はスローダウンしてサルサ色が強くなるが、これはこれ…

MULATU OF ETHIOPIA / Mulatu (’72)

エチオピアのヴァイブ奏者。ソウルジャズと言っても差し支えはない。しかし中近東的雰囲気がベースにあるため、一言では言い表せない不思議な魅力が潜んでいる。繰り返し聴くうちにどんどんクセになる。かっこいいけど何か変。非常に面白い。[souljazz/afro]

LA CUNA / Ray Barretto (’79)

サルサ・フュージョン。レイ・バレットは「俺はジャズミュージシャン」宣言をしているくらいなので、クロスオーヴァー的ですっきりと聴けるものが多い。特に本作ではフュージョン的さわやかさが際立つ。スティービー・ワンダーの"Pastime Paradise"のカバー…

COBALT HOUR / Yumi Arai (’75)

実は彼女のアルバムを通して聴くのは初めて。のっけからやられた。1曲目のお洒落なファンクは今のクラブでも充分通用する。そしてかの有名な「卒業写真」。あれ、こんな曲だっけ?ジャジーで洒脱なアレンジはマリーナ・ショウを彷彿とさせる。他曲にはそれほ…

WYNNE JAMMIN’ / Philippe Wynne (’80)

P-FUNKとフィリーの融合、と書くとゲテモノ的サウンドを想像するかもしれないが、意外に正統派ソウル。フィリー調の曲をPの面々が演奏するという、その違和感がいい味になっている。彼の優しい声がPのサウンドと妙にマッチするのが不思議だ。[soul]