2003-04-01から1ヶ月間の記事一覧

DO IT ALL NIGHT / Curtis Mayfield (’78)

アーバン・メロウ・グルーヴ(要するにディスコ)にカーティスの声が乗っかる不思議。一般的な評価は低いが、個人的には大プッシュ。だってディスコもカーティスも大好きだから。確かにスローのほうが良い出来ではあるが、ディスコ=駄盤という固定観念を捨…

HARVEST UPTOWN / Soul Syndicate (’77)

土台はルーツ・レゲエながら、ソウル、ファンクのエッセンスを取り入れ、一味違う洗練さが加わっている。特に14曲目"If It's Love That You Want"はEW&Fからの影響を匂わせるメロウ・ファンク・レゲエ(?)に仕上がっており、もはやレゲエの枠から完全に飛び…

HURT SO GOOD / Susan Cadogan (’76)

鬼才リー・ペリー制作のメロウ・レゲエ最高峰。レゲエに馴染みがなくても、これは聴きやすいはず。言わんやソウルが好きだったら間違いなくお奨め。リズムこそレゲエだが、このキュートな歌はメロウ・ソウルそのもの。ここからレゲエに興味を持ってくれれば…

この人の作品にハズレはないのだが、今回は個人的に最も好きな本作を。タイトルどおりの素晴らしいブラジリアン・フュージョン。ポップで高速でサウダージ感溢れる楽曲はもちろん、歌に関しても文句なし。キュートな声の裏に隠された技巧が効いている。あえ…

S.T. / Meta Roos & Nippe Sylwens Band (’78)

様々な名曲をメロウブラジリアンテイストでカバーした、まさに「極上」のアルバム。一曲目の"Zazueira"、この一発で早くもノックアウト。スウェーデン人らしい軽快さと絶妙なサウダージ感。僕は未だ本盤を気に入らなかった人間を知らない。ジャンルや個人の…

STONE GON’ / Barry White (’73)

始まりからして濃い。お得意の低音ヴォイスの語りが延々と続く。この長尺の語りには当初辟易していたが、繰り返し聞いてるうちに「もう終わり?」と思うまでになった。困ったことに中毒性があるようだ。それにしても、この人のポップセンスには本当に感服し…

S.T. / Aquarius (’76)

幻のヴォーカル・グループのレア盤復刻。レアなだけでなく、音楽的にも最高のメロウ&グルーヴィー・ボッサ!男女混声コーラスが脳髄をトロトロに。ブルニエール&カルチエールの"So Tem Lugar Pra Voce"をはじめ、ジョアン・ドナート、シコ・ブアルキ、アン…

エッタ、そしてCHESSということで泥臭い音かと思いきや、飛び出してくる音はかなりファンク寄り。チャック・レイニー、ワー・ワー・ワトソン、ラリー・ミゼル、ダニー・コーチマーらが参加とくればそれも納得。もちろんエッタの歌はいつでも熱く、限りなく黒…

SOUNDS...AND STUFF LIKE THAT!! / Quincy Jones (’78)

クインシーの特徴として召集メンバーの豪華さが挙げられるが、本作も例に漏れず笑っちゃうくらい驚異的なメンツ。タイトルが示すとおり、スタッフのメンバーはもとよりハービー・ハンコック、ヒューバート・ロウズ、ワー・ワー・ワトソン、チャカ・カーン等…

エポック・メイキングとなった"Breezin'"の次作となる本盤でも、当然、自身のヴォーカルを大フィーチュア。唱法はスティービー・ワンダーからの影響が著しく、だからというわけではないが、全体の雰囲気は完全にニュー・ソウル。お得意のギターとユニゾンす…