2003-06-01から1ヶ月間の記事一覧

FUNKY ENTERTAINMENT / Brainstorm (’79)

超ハイテンションなディスコ・ファンク。ポリリズミックで次から次へと音が襲ってくるようなアレンジが非常におもしろい。とにかくアッパーで元気がでる。ちなみに僕の場合、本盤を聴くと興奮して凶暴化します。ユンケルなんかよりよっぽど効くアルバムだ。…

ORGANTRANSPLANT / Billy Preston (’7?)

店で見つけてはじめて存在を知ったのだが、スライ・ストーンがアレンジを担当したビリー・プレストンのアルバム、なんて売り文句を見過ごせるわけが無い。しかし、いざ聴いてみるとスライの影はほとんど見つけることが出来なかった。なんとなくマユツバ・・…

LOVE SONG / Gary Bartz (’78)

タイトル通りソフトである。かといって彼らしくないか、と言えばそうでもない。特徴的なメロディのクセも随所で登場し、相変わらずスピリチュアルだ。マーヴィン・ゲイとエディ・ホールマンのカバーを収録していることからも本盤の方向性がわかるだろう。 ビ…

MUSIC IS MY SANCTUARY / Gary Bartz (’75)

ゲイリー・バーツ、ひいてはミゼル兄弟の最高傑作と名高い本作。待ちに待った再発だ。個人的にサウンドおよびアレンジ、曲自体から影響を受けまくっている。今のR&Bやクラブジャズとしても通用するくらい全体を通して古さが全くない。ジャズファンク・ミーツ…

COSMIC VORTEX / Weldon Irvine (’74)

この人、ジャズ畑の割には意外に明るい曲が多く、本作でもポップでアーシーなジャズファンクを聴くことができる。しかし、ゴスペルやブルースのルーツも垣間見え、安易にフリーソウルの文脈で語られることを拒否しているようにも思える。パーカッシブな"Love…

IN CONTROL / The Controllers (’77)

マラコ発、フレデリック・ナイト制作。'70sヴォーカルグループの隠れた名盤。リードが何とも魅力的。似非フィリーとでもいうべきダンサー、コテコテのバラード、なぜかすっきり聴けるファンク。どこかB級感が漂うのはオリジナリティの欠如からか?内容が素晴…

I’VE BEEN LONELY FOR SO LONG / Frederick Knight (’73)

STAXといえば南部の汗臭いイメージが付きまとうが、70年代に関しては、独特のアクに洗練が加わったポップな作品が多い。本作もその一つ。STAXのカーティス(と僕が勝手に呼んでいる)だけあって、自作自演の曲をファルセットで繊細に歌う。レゲエにも通じる…

DIDI / Fernando Gelbard (’75)

アルゼンチンのジャズ・ピアニスト。作者の意向はともかく、僕は本作に宇宙を感じる。といっても派手な飛び道具はなく、ラテンパーカッションやエレピそしてムーグによる、むしろ控えめな音色とその配置が独特の浮遊感を醸し出しているのだ。音響的、と言い…

HONEY / Ohio Players (’75)

言わずと知れた名作中の名作。ファンクとスウィートソウルの邂逅。ヌメヌメと黒光りした音。黒人音楽慣れしてない人にはレッチリもカバーした"Love Roller Corster" あたりが聴きやすいだろう。しかし、本アルバムの真価は、やはりスローにこそある。一度は…