SONGS IN A MINOR / Alicia Keys (’01)


デビュー作にして既にスタイルを確立。SSW的たたずまいながら、内にこもらず広がりのあるポジティブな音世界を展開する。このあたりのバランスが全く非凡である。クラシカルなピアノも完全に血肉となっているようで、他とは一線を画す一つの要素となっている。声の細さが若干気になるが、かえってそれがSSW的なイメージ構築に一役買っているとも言える。[r&b]