MUSICAL MASSAGE / Leon Ware (’76)


ソロ名義では2枚目のアルバム。ジャケを見ればわかるように本盤は非常に官能的である。しかし、なぜかスピリチュアルでもある。明らかに相反する「性」と「聖」が、ごちゃ混ぜに聴こえてくるのだ。作者の意向はもちろん「性」なのだろうが、マーヴィン・ゲイほどはエロスを匂わせない歌唱と、浮遊感のある独特のメロディが期せずして「聖」を演出する要因となっている。[mellowsoul]