MY EBONY PRINCESS / Jimmy Briscoe & Little Beavers (’75)


年のころは中学生くらいだろうか。そんな微妙な年頃の男子が、背伸びをしてベタベタのスウィートソウルを歌う。この何ともいえないムズ痒さというか、微笑ましさというか、それこそがこの盤の最大の魅力。バブルガムな溌剌ソウルも聴き所のひとつで、スウィートと違和感無く共存できている。これは制作のポール・カイザーの手腕だろう。[mellowsoul]