Expressions 2012 A.U. / Dudley Perkins (’06)

多くの紹介文では、MADLIBらしいラフなファンクに乗っかる愛すべきヘタクソ酔っ払いソング、のような形容をされているが、はたしてこの歌が下手だろうか。ゆるいのは唱法の問題だけで、音程もリズムのタメも問題なし。何よりシンガーとして最も重要な「楽曲の空気感を理解して表現する」ことができている。前作は聴いていないが、少なくとも本作においては「ヘタクソに見せる」ことができる、むしろ上手いシンガーであると言っていい。[funk/hiphop]