Madame Claude / Serge Gainsbourg (’77)

ファンクはアメリカの黒人だけのものではない。とはいえ、まさかこんなところにまで侵食していたのは意外といえば意外。有名どころだし。HMVには"フレンチ・フュージョン"と書いてあるが、それも間違いではないな。どっちかというと、当時流行したブラックスプロイテーション・ムービーおよびそのサントラの影響だとは思うが。[soundtrack/jazzfunk]

S.T. / Lovesmith (’81)

ソウルファンには"UNDER MY WINGS"で有名なSMITH CONNECTIONが名前を変えて81年にモータウンからリリースした盤です。どうやらリイシューするようですね。めちゃめちゃ内容良いので、これは絶対に買いです。画像をクリックするとHMVの予約ページに飛びます。ちなみに、他のレビューもamazonなどで扱いがあるものに関してはリンクがはってありますので有効活用してください。(アフィリエイト厨だと思われるとアレですが…)[soul]

S.T. / Klaus Nomi (’81)

この方についていろいろ調べていくうちに、大きな誤解をしていたことに気がつきました。ニューウェーブというフォーマットがこの風貌を作り出したかのような記載をしましたが、クラウス・ノミクラウス・ノミ自身が作り上げた偶像であって、あくまで孤高の存在であったのです。確かによく考えてみると、典型的なニューウェーブとはちょっと違うし。この動画を見てください。"Total Eclipse"のライブ映像ですが、途中二人のダンサーが加わり、そして去っていく場面は芸術そのもの。お腹がよじれて涙が止まりません。ちなみに、この格好は彼なりにロボットや歌舞伎などを解釈して表現した姿であるとのこと。[newwave]

Simple Man / Klaus Nomi (’82)

エイズで急逝したおっさんがドイツ語訛りの変な英語でうたうオペラ・ロック(ロック・オペラではない)。マシナリーな8ビートが80年代っぽくていいねえ。しかしまあ、これこそがいわゆるニューウェーブなんだろうけど、ほんとにどうしちゃったの、そのメイクと髪型は…。あーもうこっち見んな!!怖いよ!!とりあえずニコ動面白いので見たらいいと思うよ。→これ。これ見た後から「シンプルマン」が「チンポロマン」にしか聞こえなくなった。[newwave]

Mirror of My Mind / Ryo Kawasaki (’79)

日本人によるジャズの流れでもう一枚。ギタリスト川崎燎のサウダージ感が気持ちいいフュージョン名盤。フュージョン…うーん、フュージョンなんだろうけど、その単語から軽薄な内容を想像されてしまうのは本意じゃないです。お洒落でスムーズで気持ちいいんだけど案外深みのある演奏だと思いますよ。ハーヴィー・メイソンマイケル・ブレッカーアンソニー・ジャクソン。[brazil/fusion/jazz]

Drum Method / TAKESHI INOMATA & SOUND L.T.D. (’72)

日本産ジャズの懐の深さは結構知られるところですが、ジャズファンクもいいものがたくさんあります。これはその最たるもの。もともとドラム教則用らしいんだけど、教則でこんなジャズファンクを使うかっつう話で、まったく素晴らしいセンスですね。ちなみにアマゾンにはありませんが、去年CD化されてます。早くも廃盤ぽいですが。[jazzfunk]

S.T. / Rudy Love & the Love Family (’76)

とてもいいファンク。"Shake your tail feathers"が素晴らしすぎるよ。これ、全然知らなかったんだけど、調べたらそこそこ知られた盤みたい。くそぉ、なんか悔しいな。俺の知らないところにまだまだこんな好盤が眠ってるとは。1枚の名盤に出会うために100枚のカス盤を通過しなきゃいけないのは苦行そのものだけど、こういう出会いがある以上どうしても音楽聴くのをやめられないんだよなあ。[funk]