V.A. / DELIC RECORDS PRESENTS NUMBER PIECES (’06)

80年代初頭、エレクトロとかブレイクスとかいわれるパーティ感たっぷりの音楽が存在した。今で言うオールドスクールだが、それは知っての通り紆余曲折を経て現在の主流たるHIPHOPへ進化していく。しかし一方でこの音楽は地下で姿を変えずに生き長らえてもいた。このコンピはそれを証明できる貴重な一枚。サンプリングやカットアップといった技法的な進歩は当然あるが、根底はこのオールドスクールでファンキーでアンダーグラウンドな音そのもの。同時代性を持ったオールドスクールほどカッコイイものはないのだ。[breakbeats/hiphop]