AFRODESIA / LONNIE SMITH (’75)

70年代ジャズにおけるアフリカニズムはちっともリアルではなく、妄想上の暗黒大陸をスピリチュアルな方向性で体現したものがほとんどである。ロニー・スミスの奏でるオルガンは、常に肉感的で泥臭いものだと思っていたが、アフロというテーマを念頭におくだけで充分スピリチュアルに聴こえてくるから面白い。だからといって彼のファンクは全く揺らがないのだけれど。[jazzfunk/jazz]