クレジットされた演奏者がどれだけ豪華でも、内容を伴わないケースは幾らでもある。しかし、逆にここまで個々のパーソネルの魅力を引き出した盤はそうそう無い。曲の良さはもとより、主役であるトランペットを引き立てつつ、それぞれが主張しながら有機的に絡み合うアレンジは、ミゼル兄弟の真骨頂。[jazzfunk]